看護部の紹介
Nursing Unit
看護部
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- 看護部理念
- 私たちは看護の専門職として豊かな人間性と高度な知識・技術をもって真心をこめて誠実に個別性を尊重した質の高い看護を実践します。
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- 看護体制と看護方式
- 看護単位 10単位 病棟(7) ICU・外来・手術室
- 看護方式 チームナーシング
- 看護体制 三交替制勤務
看護部のご紹介
ICU
ICUは、ベッド数4床で、心臓血管外科・呼吸器外科・循環器科の集中治療・看護を行っています。心臓や肺の手術直後や心筋梗塞をはじめとした心臓病の患者さまを対象としており、緊急の手術にも対応しています。人工呼吸器をはじめ、補助循環装置・人工透析機器などを使用できる環境にあります。そのため、患者さまが安心して治療や検査を受けられるよう、状態変化を早期に察知し、迅速に対応できるよう勉強会や日々のカンファレンスを実施し、スタッフ全員で協力し安全な看護に努めています。 また、患者さまが早期に回復できるよう手術前から手術後・退院まで、病棟や多職種と連携を図り、継続した看護を提供することを目指しています。
1病棟
1病棟は、ベッド数46床で心臓血管外科及び呼吸器外科の混合病棟です。虚血性心疾患や大動脈瘤、弁膜症、肺・縦隔腫瘍などの手術を目的とした患者さまが多く入院されています。 そのため、手術後は循環や呼吸状態を観察し迅速な対応を行い、安全な術後ケアに努めています。患者さまが早期に入院前の生活に戻れるよう手術後から退院まで、多職種と連携を図りながら看護を行っています。また、スタッフ全員、日々疾患に対する知識や技術を学び、患者さま自身が自分の病気と向き合い、その人らしく安心して生活を送れるように思いを聞きながら、心のこもった個別性を尊重した看護を提供することを目指しています。
心のこもった個別性を尊重した看護を目指しています。
2病棟
2病棟は循環器内科病棟で、心筋梗塞、狭心症などの急性治療・看護が必要な患者さまと心不全、呼吸不全など慢性治療・看護が必要な患者さまが主に入院されています。
心臓カテーテル検査、経皮的冠動脈形成術(PCI)や高周波カテーテル心筋焼灼術(アブレーション)、ペースメーカー植え込みなど不整脈治療等を年間400件以上実施しています。
患者さまやそのご家族が疾患を理解し自己管理ができるよう日々指導・看護を行っています。また、退院後安心した生活が送れるよう担当看護師をきめ、患者さま一人ひとりに合わせた退院支援を行っています。
4病棟
4病棟は重症心身障がい児(者)病棟です。患者さまの年齢は、6歳~86歳と幅が広く、ほとんどの患者さまが食事や入浴・排泄など日常生活全般に介助を必要とします。 変形や拘縮も強く、また、自分から言葉で訴えることもできない患者さまが多いので、表情やサインを読み取りながらコミュニケーションを図っています。安全・安楽に過ごせることを目標に、療育指導室や理学療法士など多職種と協働し、スタッフ全員で援助を行っています。新人看護師を含め若手のスタッフも行事や活動を通して患者さんと楽しい時間を過ごし、笑顔が見られています。
病棟が生活の場となっているので療育指導室を中心とした活動を行い、患者さま、ご家族の方、病院スタッフとの共通の思い出作りと充実した時間を提供できるように努力しています。
5病棟
5病棟は重度の身体障害と知的障害のある重症心身障がい児(者)の患者さまが入院されている病棟です。人工呼吸器を使用されている超重症児の患者さまから、自らの力で移動や会話によるコミュニケーションが図れる患者さまもいらっしゃいます。ほとんどの患者さまが長期療養目的で入院されているため、一人ひとりの患者さまと向き合う時間を大切にし、求められるニーズを最大限に満たせるようスタッフ一同一丸となって看護を行っています。私たち5病棟スタッフは患者さまの心からの笑顔を少しでも多く引き出せるよう支援します。
6病棟
6病棟は、重度の肢体不自由と重度の知的障害を併せ持った重症心身障がい児(者)の病棟です。患者さまは自分の思いを言葉で表現することができない方も多いので、私たちは患者さまの普段とは違うわずかな表情や動作の変化を感じ取り、看護につなげています。療育指導室やリハビリテーション室と協力しながら、出来ることは維持していけるように、出来ないことはお手伝いをしながら、患者さまの持てる力を最大限発揮できるようケアしています。身体や精神に重度の障害を抱えながらも日々患者さまが笑顔になることができ、安全・安楽に過ごせることを目指しています。非言語的コミュニケーションや日常生活援助など看護の基本を学べる病棟です。患者さまが望む看護が実践できるように、共に学び成長できるように努めています。
7病棟
7病棟は亜急性期・慢性期の病棟で、令和2年に開放病棟から閉鎖病棟に移行しました。近年はストレス社会を背景として、うつ病、アルコール症を代表とするアディクション、適応障害、身体合併症を抱えている認知症患者さま、施設で介護が困難な高齢者の方など幅広く入院されています。 看護では早期から退院後の生活を見据え、多職種や地域関係者と連携しカンファレンスを開催し、退院前訪問や疾患教育など退院後の社会生活が順調に送れるよう関わるとともに、参加型看護計画の定着に向け取り組んでいます。
また高齢者さまを対象に病棟内レクリエーションを行い、単調になりがちな入院生活での気分転換と心身の残存機能維持に努めています。今後も患者さまの安心・安全・安楽な看護の提供を目指します。
精神科看護は、「じっくり患者さまと向き合いたい」、「看護を通じて自分のやりがいを見つけたい」、「精神科看護を学びたい」とうい方にぜひお勧めします。是非私たちと是非一緒に働いてみませんか。病棟スタッフ一同お待ちしております。
8病棟
8病棟は精神科閉鎖病棟です。日常生活を心の病によって自分らしく過ごせなくなってしまった患者さまに入院していただいております。入院中は精神的な安静を保ち、薬物療法、mECT(修正型電気けいれん療法)やリハビリ療法を行い、医師・精神保健福祉士・作業療法士と共に協力しながら社会復帰を目指しています。 病棟スタッフは、入院患者さまが一日も早く自分らしい生活を取り戻せるように、ベッドサイドへ足を運んで日々の生活に寄り添い、患者さま一人ひとりの状態に合わせて看護を行っています。
スタッフは看護師長含めた22名の看護師と助手2名の24名で看護にあたっています。今年度は1名の新人看護師が入りました。新人看護師を含め経験年数の若い看護師への育成体制にも力を入れ取り組んでいます。
外来
当院の外来では心臓血管外科・循環器内科・呼吸器外科・精神科神経科の4つの診療科があり、医師、看護師、検査技師、放射線技師等各医療スタッフが連携を図り、地域の皆様に安全・安心・満足な医療、看護が提供できるよう努めています。
外来は新たに男性看護師や3年目看護師も配置され、雰囲気も明るくなっています。
患者さまが住み慣れた地域で「その人らしい」生活が続けられるように「専門性の高い安全で安心なケアの提供」を目標とし、「患者中心の医療」「親切・丁寧な応対」を念頭に患者さまやご家族のニーズにお応えできるよう、心をこめた看護を提供させていただきます。
中央材料室/手術室
当院は心臓血管外科と呼吸器外科の手術(年間約350件)を専門に行っています。“手術室”と聞くと、怖いと思われがちですが、少しでも患者さまの不安や緊張が和らぐよう、手術を担当する看護師が術前訪問を行い、安心して手術が受けられるよう努めています。中央材料室では、手術に使用する物品の滅菌・消毒や患者さんが使用する衛生材料を適切に管理し各部署に払い出しを行っています。 また、手術室での教育体制はプリセプターを始めアソシエイト、教育担当スタッフを含めたチームで見守り・支援を行ない、より専門性の高い技術を習得できるよう共に学習をすすめています。今年度、2年ぶりに新人看護師を迎え、4月から新体制となりました。今後も、患者さまが安心して手術に臨めるよう多職種とも連携をとり、より良い看護に努めていきます。
看護部目標
令和6年度 看護部目標
1.安全で良質な看護の提供
1.安全で良質な看護の提供 1)各看護単位での専門性を発揮した看護を実践するとともに、実践力の向上に務める 2)倫理的感性を高め、患者の人権を尊重した看護を提供する 3)医療安全管理体制の充実に努める 2.看護職員の確保と人材育成成 1)看護職員の離職を防止する 2)実習指導の充実をはかり、広報を推進し看護師確保に努める 3)キャリアラダーに基づく能力の発揮と自己研鑽・自己啓発を推進する 3.病院経営・運営への参画 1)有効な病床利用に努め、病床利用率の向上をはかる 2)入院基本料等加算の取得に努め、診療報酬改定に対応する 3)地域連携を中心に入退院支援調整に積極的に取り組む 4.働きやすい職場環境づくり 1)院内ルール・マニュアル等の見直しを行い、働きやすい職場づくりに努める 2)健康管理と適切な時間管理を意識した業務遂行に努める 3)メンタルヘルス、ハラスメントへの取り組みを意識した働きかたを推進する2.看護職員の確保と人材育成
- 1) 新採用者の教育・サポート体制の充実
- (1) プリセプターによるサポート体制の充実を図る
- (2) 効果的なOJTの実施
- (3) 新卒採用者の離職ゼロを維持
- 2) キャリアラダーに基づく能力の発揮と自己研鑽・自己啓発の推進
- (1) 役割に応じた能力の発揮と、管理能力の向上をめざす
- (2) リンクナースの自部署における活動を活性化させる
- (3) 院内・院外研修の受講を推進する
- 3) Acty2に対応した教育プログラムの見直し
3.病院経営 ・運営への参画
- 1) 入院時からの退院支援を推進する
- (1) 多職種カンファレンスの実施
- (2) 退院前・後訪問などの推進
- 2) 入院基本料届出基準を満たす体制の維持
- (1) 重症度、医療・看護必要度の確実な評価 ~ 看護必要度研修、監査の実施
- (2) 加算項目等の適正な評価
- 3) 健康管理と適切な時間管理
- 4) 5Sの推進
教育計画
令和6年度 看護部教育委員会 教育研修計画
目的
- 患者の権利を尊重し、看護専門職として質の高い看護が提供できる人材の育成
目標
- 1 学習者が看護職のプロフェッショナルとして専門的知識・技術を習得できるよう支援する
- 2 学習者が研修の学びをOJTにつなぐことができるように働きかける
月 | 日 | 研修名 | 目的 | 研修時間 | 対象者 | ||||
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4 | 1〜4 | 新採用者研修①〜④ | 組織の一員としての心構えと専門職としての自覚を養う | 31時間 | 新採用者 | ||||
4 | 22 | コミュニケーション研修(新採用者研修⑤) | 基本的な技法を用いて、患者とコミュニケーションを図る能力を養う(Ⅰ-2) | 13:30~16:30 | 新採用者 | ||||
5 | 17 | リフレッシュ研修 | 心身のリフレッシュをはかることができる | 13:30~16:30 | Ⅰ (1年目) | ||||
7 | 26 | 多重課題研修 | 看護実践に必要なアセスメントの視点・緊急度を捉えるための判断力を養う(Ⅰ-1) | 13:30~16:30 | |||||
9 | 17 | 自分の看護を 語る研修 | 看護行為の振り返りを行い看護観を養う(Ⅰ-5) | 13:30~14:30 | |||||
12 | 6 | 13:30~14:30 | |||||||
10 | 8 | KYT研修 | 事故防止におけるコミュニケーションの重要性を理解し、基本的な医療安全対策を学ぶ(Ⅰ-3) | 13:30~16:30 | |||||
1 | 30 | リフレクション研修① | 患者・家族の思い・考え・希望を理解し、看護を実践できる能力を養う(Ⅲ-1) | 13:30~16:30 | |||||
6 | 27 | 病棟見学研修 | 自施設の看護の特徴を学ぶ(Ⅳ-2) | 8:30~12:30 | Ⅱ (2年目) | ||||
7 | 16 | 8:30~12:30 | |||||||
8 | 22 | 8:30~12:30 | |||||||
5 | 30 | ケーススタディ | 患者を尊重し、看護を実践できる能力を養う(Ⅱ-1) | 13:30~16:30 | |||||
12 | 16 | 13:30~16:30 | |||||||
9 | 6 | メンバーシップ研修 | メンバーシップを発揮して看護を実践できる能力を養う(Ⅲ-1)) | 13:30~16:30 | |||||
11 | 18 | リーダーシップ研修 | リーダーシップを発揮して看護を実践できる能力を養う(Ⅲ-1) | 13:30~16:30 | Ⅲ(5年目) | ||||
10 | 24 | 看護を考える研修 | 個別性を重視した看護を実践できる能力を養う(Ⅰ-4) | 13:30~16:30 | |||||
7 | 9 | 経営参画研修 | 経営参画について理解し、病棟で実践する能力を養う(Ⅳ-4) | 13:30~16:30 | |||||
8 | 8 | 看護倫理研修 | 倫理観に基づき看護を実践する能力を養う(Ⅱ-1) | 8:30~12:30 | 看護研究 Ⅳ(6年目以上)) | ||||
1 | 22 | 8:30~12:30 | |||||||
6 | 18 | 看護管理研修 | 看護マネジメントができる能力を養う (Ⅳ-1) | 13:30~16:30 | |||||
1 | 15 | 13:30~16:30 | |||||||
看護管理研修 | 15:30~16:30 | Ⅴ | |||||||
看護部教育研修 | 看護研究を行うために研究の基本について学ぶ | 15:30~16:30 | 看護研究 Ⅳ(6年目以上) | ||||||
4 | 15 | 看護部教育研修 | 教育委員の役割を学ぶ | 15:30~16:30 | 教育委員 | ||||
8 | 29 | 看護補助者研修 | 医療スタッフの一員として自覚と責任感を持ち、看護師と協働しながら日々の業務を安全に実施できる知識を学ぶ | 13:00~14:00 | 看護 補助者 | ||||
9 | 26 | 13:00~14:00 |
〇新採用者の研修
国立病院機構は全看護職員を対象としたキャリアバス制度を元に、生涯学習のための研修システムを備えています。国立病院機構が目指す『高い倫理観に基づいて、理論と技術をもって実践し看護を創造する』看護師をアクティナースと呼びます。国立病院機構は看護職員の能力開発プログラムに沿って、看護実践能力の向上とキャリア形成を支援していきます。令和3年4月
令和3年6月
令和3年7月
令和3年9月
令和3年度 静脈注射研修
目標
- 静脈注射を安全に実施できるために必要な知識・技術を習得する
日時 | 内容 | |
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第1回 | 新採用者 オリエンテーション 4/2(金) | 1.薬剤の基礎 1)薬とは 2)体が体内で効果を現すしくみ 3)処方について(定期・臨時・緊急) 4)カルテに記載する薬剤 5)毒薬・劇薬・向精神薬の取り扱い |
第2回 | 新採用者 オリエンテーション 4/2(金) | 1.検体の種類・取扱い 2.血液製剤について 1)血液製剤の種類と取り扱い 2)輸血療法の目的・副作用・合併症 |
第3回 | 新採用者 オリエンテーション 4/6(火) | 1.静脈注射に関する看護業務と責任 1)静脈注射に関する法的解釈 2.採血(演習) 1)注射器を無菌的に扱い、安全に静脈内採血を行う事ができる 2)静脈内採血に適した上肢の静脈の位置と名称がわかり、採血する静脈を決定する 3)安全・安楽な採血の実施(駆血→消毒→静脈穿刺→駆血除去→止血) 4)採血後の検体の取り扱いと後始末 |
第4回 | 5/28(金) | 1.静脈内注射(演習) 1)血管内注射 2)留置針(イントロカン) 三方活栓の取り扱い |
第5回 | 6/4(金) | 1.薬剤(含.血液製剤)に関するインシデント報告 1)混注できない注射薬 2)溶解に注意を必要とする薬品 3)類似薬について混注できない 4)手術前に服薬を中止する薬とその理由 *内容については打ち合わせを行う 5)抗血液凝固製剤・血小板凝集抑制剤 2.抗生物質製剤治療 1)抗生物質製剤について 2)アレルギー反応がなぜ起こるのか 3)薬剤感受性試験と耐性菌 |
第6回 | 6/25(木) | 1.高カロリー輸液と看護 1)高カロリー輸液と通常輸液の違い 2)挿入部位と挿入後のトラブル 3)輸液による副作用・合併症 4)インスリンについて 2.カテコラミンの作用と看護 1)カテコラミンの種類と特徴 2)カテコラミンの目的と対象 3)カテコラミンの使用時の注意点 4)カテコラミンの副作用 3.輸液ポンプの操作方法(演習) <高カロリー輸液と一緒に学ぶ> 4.シリンジポンプの取り扱い(演習) |
看護師募集
看護部では、こんな人を求めています
- 自立した行動ができる人
- 仲間と一緒に仕事をすることが好きな人
- 自分の考えを自由に表現ができる人
- 謙虚で学ぶ姿勢がある人
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